West German Art Potteryとして有名なFohrのジャグタイプの花瓶で、1950年代に作られたものです。この模様のシリーズはPatinaと呼ばれています。パーフェクトではないですが当時のオリジナルのシールが残っています。魚が口を大きく開けているようなデザインで、魚の口とも呼ばれています。少しくすんだミントグリーンの色がかわいいです。1895年にPeter Fohrさんによってドイツの陶芸の街ランスバッハ＝バウムバッハに家族経営として設立されました。1945年には孫のAlfredさんとWilhelmさん兄弟が生産部門を分担してになっていました。1953年に当時学生で、1950-60年代年代の陶磁器デザインの分野で最も重要なデザイナーの1人だったHeinz Sieryさんともコラボレーションをしました。(HeinzさんはScheulichやCarstensのデザイナーとしても有名です) Heinzさんは大学卒業後も数年間Fohrにてデザイナーとして、また鋳造所のリーダーとして働いていました。Heinzさんの後任としてRuschaやKetoなどでもデザイナーをしていたWalter Weilandさんが1956年からアートセラミック部門のリーダーを務めました。1960年台半ばからは装飾用の陶磁器の製造ラインはおさえつつ、プランターなどの園芸用品の製造に力を注いでいたそうです。Fohrは5代目まで歴史を受け継いできましたが、残念ながら2008年に生産を終了しています。
✴︎サイズ✴︎高さ: 約10.6cm底: φ約4.2cm
口の幅: 約6.5cm176gForm: 306-11古いお品ですので傷やスレ、使用感や汚れあります。口角付近にキズあります。
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